「ホームページを作ったのに、お客様が全然来ない…」「同業他社は検索で上に出るのに、うちは見つからない…」
こんなお悩みをお持ちではありませんか?
こんにちは。戦略的ウェブ制作工房エル・タジェールの宮崎です。実は私も、WordPressでホームページを作ったものの、3か月間まったく問い合わせが来ない経験をしました。
でも、その後データ分析を学んで気づいたんです。問題は「タイトル」の設定方法にあったということを。
WordPressは便利なシステムですが、正しい設定方法を知らないと、せっかく良いホームページを作ってもお客様に見つけてもらえません。逆に、ポイントを押さえれば驚くほど効果が出ます。
今日は、専門知識がなくても今すぐできる、WordPressでのタイトル設定方法をお伝えします。実際に私がサポートした葛飾区や亀有、金町の中小企業の成功事例も交えながら、分かりやすく解説していきます。
WordPressのタイトル設定で多くの人が混乱する理由
WordPressを使い始めた多くの方が「タイトルを変更したのに、検索結果が変わらない」という経験をされています。これは、WordPressには実は3つのタイトルがあることを知らないからなんです。
3つのタイトルの違いを理解しましょう
①投稿タイトル
記事を書く時に一番上に入力するタイトルです。これは主にサイト内で表示されます。
②SEOタイトル
Google検索結果に表示されるタイトルです。これが一番重要なのですが、多くの方が設定を忘れています。
③サイトタイトル
ホームページ全体の名前です。ブラウザのタブやブックマークに表示されます。
実際に私がサポートした亀有の美容院でも、最初はこの違いが分からず苦労されていました。投稿タイトルに「当店の特徴について」と書いても、検索結果には「当店の特徴について – 佐藤美容室」と表示されるだけ。これでは何の美容院なのか、どこにあるのかが全く分かりませんよね。
そこで、SEOタイトルを「カット・パーマ|女性専用|亀有駅2分|佐藤美容室」に変更したところ、3か月で新規のご予約が3倍に増えました。
SEOプラグインを使った基本設定
WordPressでSEOタイトルを設定するには、専用のプラグインを使います。おすすめは「Yoast SEO」または「All in One SEO」です。どちらも無料で使えて、やることは基本的に同じです。
プラグインを有効化すると、記事を書く画面の下の方に「SEO設定」という欄が現れます。ここの「SEOタイトル」という部分に、検索結果に表示したいタイトルを入力するだけです。
文字数は30文字前後を目安にしてください。プラグインには文字数を数える機能もついているので、「緑色」になる範囲で調整しましょう。赤色になると長すぎて、検索結果で途中で切れてしまいます。
WordPressだからこそできるタイトル戦略
WordPressの大きな特徴は、色々な種類のページを作れることです。ブログ記事だけでなく、サービス案内や会社概要などの固定ページ、そして商品やサービスのカテゴリーページもあります。
ブログ記事のタイトルの付け方
ブログ記事では「お客様の悩みを解決できること」を伝えるタイトルが効果的です。
新小岩の税理士事務所では、確定申告についての記事のタイトルを
「確定申告の準備について」から
「確定申告を簡単に|個人事業主サポート|新小岩|田中税理士事務所」
に変更しました。すると、この記事を読んだ方からの問い合わせが月12件も入るようになったんです。
なぜ効果があったかというと、お客様が実際に検索する言葉「確定申告 簡単」「個人事業主 確定申告」などが含まれていて、さらに「何をしてくれるのか」「どこにあるのか」が一目で分かるからです。
サービス案内ページの最適化
意外と見落とされがちですが、サービス案内や会社概要などの固定ページのタイトルも非常に重要です。
葛飾区の工務店では、
「サービス案内|○○工務店」だったタイトルを
「注文住宅・リフォーム|地域密着30年|葛飾区|○○工務店」
に変更しました。その結果、「葛飾区 工務店」で検索した時の順位が大幅に改善し、問い合わせが増加しました。
固定ページは一度作ったら長期間変えないことが多いので、最初にしっかりとタイトルを設定しておくことが大切です。
カテゴリーページの活用
WordPressには「カテゴリー」という機能があります。例えば「エアコン修理」「テレビ設定」のように、サービス別に記事をまとめる機能です。実は、このカテゴリーページも検索結果に表示されるので、タイトルを設定できるんです。
金町の電器店では、「エアコン修理」カテゴリーページのタイトルを「エアコン修理・取付工事|金町・亀有対応|田中電器店」に設定しました。すると、このカテゴリーページから直接問い合わせが月5件も入るようになりました。
設定方法は、WordPressの管理画面で「投稿」→「カテゴリー」を選び、該当するカテゴリーの「編集」ボタンを押します。そこでSEOプラグインの設定欄からタイトルをカスタマイズできます。
よくある5つの落とし穴と解決法
私がこれまでサポートしてきた中小企業の多くが、同じような問題でつまずいています。これらを避けるだけで、大幅に改善できます。
落し穴1
同じタイトルを複数のページで使用
「施術について」「サービス内容」のように、似たようなタイトルを複数のページで使ってしまうケースがよくあります。
葛飾区の整体院では、「施術について」というタイトルが5つのページで使われていました。これではGoogleが「どのページが一番重要なのか」を判断できず、検索順位が全体的に下がってしまいます。
解決方法は、各ページで明確に異なるタイトルを付けることです。同じ整体院では、「肩こり改善の施術法|根本治療|葛飾区○○整体院」「腰痛専門治療|女性施術者|葛飾区○○整体院」のように、それぞれ違う特徴を強調するタイトルに変更しました。
落し穴2
WordPressの自動生成タイトルをそのまま使用
WordPressは、SEOタイトルを設定しないと自動的に「投稿タイトル – サイト名」という形でタイトルを作ります。でも、これだけでは検索している人に魅力が伝わりません。
例えば「お知らせ – 田中商店」というタイトルを見て、クリックしたくなるでしょうか?何の店なのか、どんなお知らせなのかが全く分からないですよね。
「夏季休暇のお知らせ|家電修理は8/13-15休業|金町|田中電器店」のように、具体的で分かりやすいタイトルに変更することで、お客様の関心を引くことができます。
落し穴3
サイト全体のタイトル設定を忘れる
WordPressの設定画面で「サイトのタイトル」を設定する部分があります。多くの方が「ホームページ」や「○○のサイト」といった曖昧な名前のままにしています。
ここは「家電修理・販売|金町駅前|田中電器店」のように、事業内容と場所が分かるタイトルに設定しましょう。この設定は、WordPressの管理画面の「設定」→「一般」から変更できます。
落し穴4
文字数を意識しない
せっかく良い内容を書いても、タイトルが長すぎると検索結果で途中で切れてしまいます。スマートフォンで見た時には特に短く表示されるので、30文字前後に収めることが大切です。
「創業50年の老舗として地域の皆様に愛され続けている当店では確かな技術と心のこもったサービスで」のような長いタイトルでは、「創業50年の老舗として地域の皆様に愛され続けている当店では確か…」としか表示されず、何の店なのかが分かりません。
落し穴5
お客様が使わない言葉を使用
「高品質なソリューションを提供」「最適なサービスをご提案」「トータルサポート」といった表現は、お客様には響きません。
お客様はもっと普通の言葉で検索します。パソコンの調子が悪い時に「ソリューション」なんて検索しませんよね。「パソコン 修理」「PC 設定」「エクセル 分からない」といった言葉で検索します。
実際に、葛飾区のパソコン修理店では「ITソリューション・トータルサポート」だったタイトルを「パソコン修理・設定|出張対応可能|葛飾区」に変更したところ、「何をやっているお店か分からない」という電話が激減し、最初から具体的な相談をしてくださるお客様が増えました。
効果を実感するための簡単な測定方法
タイトルを変更したら、効果が出ているかどうかを確認することが大切です。専門的なツールを使わなくても、簡単に効果を測定できる方法があります。
WordPressの標準機能で確認
WordPressの管理画面にログインすると、「ダッシュボード」という画面があります。ここに表示される情報で、アクセス数の変化を確認できます。
また、「Jetpack」という無料のプラグインを入れると、どの記事がよく読まれているかが分かります。タイトルを変更した記事の順位が上がっていれば、改善効果が出ている証拠です。
お客様の反応で判断
数字よりも分かりやすいのは、お客様の反応の変化です。
「検索で見つけました」という問い合わせが増えたり、電話をかけてきた方が最初から具体的な相談をしてくださるようになったら、タイトル改善の効果が出ています。
私がサポートした亀有の電器店でも、タイトル変更後に「エアコン修理で検索して見つけました」という電話が明らかに増えました。以前は「何をやっているお店ですか?」という質問から始まることが多かったのですが、今では「エアコンが動かなくて」「プリンターの設定をお願いしたい」と、最初から具体的な相談をしてくださる方がほとんどになったそうです。
継続的に効果を上げるための運用方法
タイトル設定は「一度やったら終わり」ではありません。お客様のニーズや競合の状況は常に変化するので、定期的に見直すことで、さらに効果を高めることができます。
月1回の簡単チェック
月に一度、15分程度で構いませんので、以下の点をチェックしてみてください。
新しく書いた記事のタイトルが魅力的かどうか、もう一度確認してみましょう。「お客様の立場で見た時に、クリックしたくなるタイトルかどうか」を考えてみてください。
アクセスの多い記事は、さらに改善の余地があるかもしれません。「もっと分かりやすい表現はないか」「地域名や特徴を追加できないか」を検討してみましょう。
季節性のあるキーワードも重要です。税理士事務所なら確定申告の時期、エアコン修理業なら夏前など、時期に応じてタイトルを調整することで、より多くのお客様に見つけてもらえます。
お客様の声を活かす
新しいお客様には「どうやって当店を知りましたか?」「何と検索して見つけましたか?」と聞いてみてください。そこから得られる情報は、タイトル改善のヒントになります。
葛飾区の整体院では、お客様から「腰痛 根本治療で検索しました」という声をいただきました。そこで「根本治療」というキーワードをタイトルに追加したところ、そのキーワードでの問い合わせが月20件も増加しました。
毎月3-5人のお客様にこの質問をして、よく出てくるキーワードをメモしておきましょう。そして次月のタイトル見直しで反映させることで、常にお客様のニーズに合ったタイトルを維持できます。
業種別のタイトル設定テンプレート
最後に、すぐに使える業種別のタイトルテンプレートをご紹介します。あなたの業種に近いものを参考にして、カスタマイズしてみてください。
サービス業(整体院・美容院・税理士等)
- トップページ:「[メイン事業]|[実績・特徴]|[地域]|[店名]」
例:「肩こり・腰痛改善|女性専門・予約制|亀有駅2分|○○整体院」 - サービス紹介ページ:「[サービス名]|[対象者・特徴]|[地域]|[店名]」
例:「骨盤矯正コース|産後ママ専門|完全個室|亀有○○整体院」 - ブログ記事:「[お客様の悩み解決]|[対象者]|[地域]|[店名]」
例:「肩こりを根本改善する方法|デスクワーク女性|亀有○○整体院」
小売業・町の専門店
- トップページ:「[商品・サービス]|[特徴・強み]|[地域]|[店名]」
例:「家電修理・販売|出張対応30年|金町・亀有|田中電器店」 - 商品カテゴリページ:「[商品ジャンル]|[サービス内容]|[地域]|[店名]」
例:「エアコン販売・工事|設置・メンテナンス対応|金町・亀有|田中電器」 - ブログ記事:「[商品・サービス情報]|[お客様メリット]|[地域]|[店名]」
例:「エアコン清掃で電気代30%削減|夏前キャンペーン|金町|田中電器」
まとめ:今日からできるアクション
WordPressでのタイトル設定は、正しい方法を知れば決して難しくありません。大切なのは、お客様の立場に立って「分かりやすく、魅力的なタイトル」を心がけることです。
まずは今日、あなたのホームページのタイトルをもう一度確認してみてください。「お客様がこのタイトルを見た時に、何の店で、どこにあって、どんなサービスが受けられるかが分かるかどうか」をチェックしてみましょう。
もし分からない部分があれば、SEOプラグインを使って改善してみてください。きっと3か月後には、今までと違った反応を実感できるはずです。
私がお手伝いした葛飾区、亀有、金町の多くの中小企業も、最初は同じような悩みを抱えていました。でも、正しい方法を実践することで、確実に成果を上げています。
あなたのホームページも、きっと多くのお客様に見つけてもらえるようになります。一歩ずつ、着実に改善していきましょう。