◯八ホルモン様：飲食店の予約システムを自社サイトに統合—コロナ後の新しい取り組みで業務効率化とブランディング強化

コロナ禍をきっかけに、飲食業界ではオンラインの集客や予約管理のニーズが大きく高まりました。そのような中、今回ご担当させていただいた飲食店様も、自社のホームページリニューアルに合わせ、予約機能の内部構築を目指されました。これまで外部の飲食予約サイトに依存していた予約管理を、自社サイト内で一括して行えるようにしたいとのご要望を受け、当社ではSELECTTYPEを使用してサイト内に予約システムを実装しました。

サイト内予約システム導入のメリット

自社サイトに予約システムを直接実装することで、以下のような利点が生まれました：

1. コスト削減
   飲食店様はこれまで、外部予約サイトを利用するたびに手数料を支払っていましたが、これを廃止することで大幅なコスト削減が実現しました。また、自社予約を中心とすることで、長期的なコストの見直しが可能となり、店舗運営の安定性にもつながります。
2. ブランドイメージの統一
   自社サイト内に予約システムを組み込むことで、予約時のユーザー体験も店舗の世界観に沿った形で提供できるようになりました。予約フォームや案内ページが店舗のデザインや雰囲気にマッチしているため、ユーザーは予約の段階から店舗のサービスやブランドを感じられ、一貫性のある顧客体験を提供することができます。
3. 顧客データの活用
   外部の予約サイトを使わずに自社で予約を管理することで、顧客データを直接収集・管理できるようになりました。これにより、リピーターの来店頻度や利用傾向を分析し、データに基づいたプロモーションやリピート施策が可能となります。例えば、特定の来店頻度に応じたクーポンの発行や、季節ごとに人気のメニューを紹介するキャンペーンの実施が考えられます。

WordPressブロックテーマを活用した柔軟なサイト構築

今回のサイト構築には、WordPressのブロックテーマを使用しました。ブロックテーマは、ページをブロック単位で構築できるため、クライアント様が後からでも簡単にページの追加や内容の変更ができる柔軟な設計となっています。これにより、メニューや営業時間の変更、季節のキャンペーンの告知なども素早く対応できるようになり、日々の運用負担が軽減されました。また、店舗様の独自性を活かしたデザインやレイアウトを反映させることができ、従来のサイトよりも店舗の魅力を伝えやすくなりました。

導入後の成果

新しい予約システムを導入したことで、サイト経由の予約数が増加し、顧客との直接のつながりが強化されました。また、予約管理がしやすくなったことでスタッフの作業負担も軽減され、顧客対応に集中できる環境が整いました。

今後の展望とサポート

今回のリニューアルで予約機能の土台は整いましたが、今後はさらなる利便性向上に向けて、システムの拡充を予定しています。例えば、予約確認の自動化、キャンセル待ち機能の追加、リピーター向けの特別メニューの案内など、顧客体験を高めるための機能を随時追加する予定です。また、LINEやメールなどを活用した予約確認のリマインド通知や、来店後のアンケートの実施など、よりきめ細かいフォローができる体制を整え、顧客満足度の向上を図っていきます。

さらに、SEOやSNS連携を強化し、オンラインでの集客力を高めるサポートも検討しています。予約システム導入だけでなく、ネット上での認知度を拡大し、地域内外の新規顧客を呼び込むための施策をクライアント様とともに考え、実行していく予定です。SEO施策においては、「〇〇（地域名）　飲食店」「〇〇（料理名）　予約」などのキーワードでの上位表示を目指し、地域での集客力を最大限に引き出します。また、InstagramやTwitterといったSNSを活用し、旬のメニューや店舗の雰囲気をリアルタイムで発信することで、フォロワーとの交流を深め、リピート率の向上を目指します。

まとめ

このように、クライアント様のご要望に合わせたオリジナルの予約システムを実装することで、業務効率化とブランディングの強化に貢献できたことを大変嬉しく思います。今後も、飲食店経営における課題やニーズに応じて、柔軟で効果的なITソリューションを提供し、クライアント様の成長と成功を支援してまいります。