【WordPress週刊情報】2026年8月31日〜9月6日の最新ニュースまとめ

WordPress週刊ダイジェスト

今週(2026年8月31日〜9月6日)のWordPressに関する最新情報を、葛飾区の宮崎真一(私)が「実務でどう活かすか」の視点を添えてお届けします。

今週は、サイトの土台であるWordPress本体の「修理版」の公開日が決まり、ネットショップ機能とSEOの定番ツールが同じ日に新しくなりました。あわせて、300万件を超えるサイトで使われている引っ越し用の追加機能に不具合が見つかっています。どれも、ご自分の管理画面を開けば確認できることばかりです。

📢 WordPress公式ニュース

1. WordPress 7.1.1 の公開日が決まりました(9月2日発表)
8月19日に公開された WordPress 7.1 について、利用者から寄せられた報告をもとにした修正版「7.1.1」の日程が公表されました。9月10日に試験版、9月17日に正式公開の予定です。これはメンテナンスリリース(つまり、新しい機能は足さず、見つかった不具合を直すだけの更新)と説明されています。(参照:Make WordPress Core

2. PHPのバージョンをどこまで支えるかの議論(9月3日)
米国で開かれたWordCamp US 2026での議論のまとめが公開されました。PHP(=WordPressを動かしている土台のプログラム言語)について、どのくらい古いものまで対応を続けるか、という話です。土台が古いままだと、新しい機能が使えなかったり、表示が遅くなったりすることがあります。(参照:Make WordPress Core

3. 管理画面のアイコンを差し替える計画(9月4日)
管理画面の上部バーと左メニューで使われているアイコンを、新しいものに置き換える提案が出されました。すぐに変わるわけではありませんが、今後、見慣れた管理画面の表示が少しずつ変わっていきます。(参照:Make WordPress Core

▶ 宮崎真一の視点
月曜の朝に、ひとつだけ確認してください。管理画面の左メニュー「ダッシュボード」→「更新」を開き、WordPress本体のバージョンを見ます。「7.1」で始まっていれば最新の系統です。9月17日ごろに7.1.1が届きますが、更新の前にバックアップを取るのが安全です。ご自分で判断しづらければ、制作会社に「7.1.1が出たら、テスト用のサイト(本番と同じ内容の練習用サイト)で先に試してから本番を更新してもらえますか」と一言聞いてみてください。この一言があるだけで、更新にまつわるトラブルの多くは避けられます。

🔌 プラグイン・テーマ情報

1. WooCommerce 11.1.0 が公開(9月1日)
WordPressでネットショップを作る定番の追加機能です。今回は、色違い・サイズ違いごとに複数の写真を出せるようになったこと、EU(欧州連合)の注文撤回のルールに対応したこと、商品ページの表示が速くなったことが柱です。データベース(=商品や注文の情報をしまっておく保管庫)の作り替えを伴う更新なので、更新の前にバックアップが要ります。(参照:WooCommerce Developer Blog

2. Yoast SEO 28.4 が公開(9月1日)
投稿一覧・固定ページ一覧の「一括操作」メニューから、まとめて編集する画面を直接開けるようになりました。検索結果に表示されるタイトルと説明文を、ページごとに開かずに一覧で直せます。(参照:Yoast changelog

3. 編集画面の先行版「Gutenberg 23.9」が公開(9月2日)
記事の編集画面の新機能を先に試せる追加機能です。文章や画像のかたまり(ブロック)を追加するボタンが、選んだブロックのすぐ上のバーから押せるようになりました。ここで試された改良が、のちにWordPress本体へ入っていきます。(参照:Make WordPress Core

▶ 宮崎真一の視点
プラグインの数が多いほど、表示は重くなり、不具合の入り口も増えます。今週は管理画面の「プラグイン」を開いて、更新の案内が出ているものがいくつあるか数えてみてください。3つ以上たまっているなら、更新が後回しになる習慣がついています。手順は、バックアップ→1つずつ更新→そのつどトップページと問い合わせフォームが動くか確認、の順です。ネットショップをお持ちなら、WooCommerceの更新はお客様の少ない時間帯に行ってください。

🔒 セキュリティ情報

1. サイトの引っ越し・バックアップ用プラグインに不具合(9月2日公表)
「All-in-One WP Migration」という、サイトのまるごとコピーに使われる追加機能に不具合(CVE-2026-19949)が見つかりました。バージョン7.109以前が対象で、修正版の7.110は8月20日に公開されています。ただし公表時点で、まだ更新していないサイトが約325万件あると報告されました。使っている場合は、バージョンが7.110以上かどうかの確認が必要です。(参照:eSecurity Planet

2. 有名テーマ・プラグイン5件で重大な不具合の修正版が公開(8月29日公表)
先週末の発表ですが、影響が続いているため触れておきます。Avada(有料テーマ)、TranslatePress(多言語化)、Pods、WPMU DEV Dashboard、GiveWP(寄付フォーム)の5件で、管理者になりすまされたり、サーバー上で勝手に処理を実行されたりしうる不具合が公表され、いずれも修正版が出ています。(参照:The Hacker News

3. 背景となる数字
Patchstack社の年次報告によると、2025年に新しく見つかったWordPress関連の不具合は11,334件で、前年から約42%増えました。件数が増えている以上、「入れっぱなしのプラグインを減らし、残したものは更新する」という当たり前の運用が、いちばん効く対策になります。(参照:Patchstack

▶ 宮崎真一の視点
今週中に、管理画面の「プラグイン」一覧を上から下まで一度だけ眺めて、2点だけ見てください。ひとつは、All-in-One WP Migration が入っていればバージョンが7.110以上かどうか。もうひとつは、使っていないのに入ったままのものがないかどうかです。使わないプラグインは、停止ではなく削除まで進めるのが安全です(停止中でもファイルはサーバーに残るためです)。ご自分で触りたくなければ、制作会社に「今入っているプラグインの一覧と、それぞれ最新版かどうかを教えてください」とメールで聞くだけで十分です。作って終わりにせず、この確認を月に一度続けられるかどうかが、後々の差になります。

宮崎真一からのご提案

更新やプラグインの整理は、地味なわりに判断が難しく、後回しになりがちです。私はWordPressの構築から、アクセス解析による現状把握、そこから先の改善までを一人で通して担当しています。ですので「更新して大丈夫か」「そもそもこのサイトは問い合わせにつながっているのか」を、切り離さずに一緒に見ることができます。平日8:00〜16:00・全国どこからでもオンラインで対応しており、まずは30分の無料診断で、いまのサイトの状態を一度ご覧になってみてください。売り込みはいたしません。30分無料診断のご案内はこちら

まとめ

今週は、WordPress本体の修正版が9月17日に控えていること、ネットショップ機能とSEOツールが更新されたこと、そして引っ越し用プラグインの不具合が公表されたことが要点でした。いずれも、管理画面を開いてバージョンを見る、という同じ一手で確認できます。

新しい情報そのものより、それが「自分のサイトの何を指しているのか」を訳せるかどうかで、手間も結果も変わります。私はこれからも、こうした動きを数字と実務の言葉に翻訳して、伴走していきます。