【WordPress週刊情報】2026年9月7日〜9月13日の最新ニュースまとめ

WordPress週刊ダイジェスト

今週(2026年9月7日〜9月13日)のWordPressに関する最新情報を、葛飾区の宮崎真一(私)が「実務でどう活かすか」の視点を添えてお届けします。

今週の話題は、ひとことで言えば「更新の予定」です。9月17日にWordPress本体の修正版が出て、12月には年内最後の大きな更新が控えています。ご自身のサイトが、放っておいても更新される状態になっているか。それを確かめておくとよいタイミングです。

📢 WordPress公式ニュース

WordPress 7.1.1 が9月17日に公開予定です。9月10日、本番前の試用版が公開されました。新しい機能の追加はなく、8月に出た7.1の不具合を直すだけの更新です。直る内容は、複数のサイトをまとめて運営している場合に利用者を削除すると記事まで消えてしまう不具合、管理画面の説明表示の崩れ、スマートフォンでの表示崩れなど、あわせて38件です。(参照元:Make WordPress Core

年内最後の大きな更新は12月8〜10日に決まりました。9月9日、次の大型版「7.2」の担当チームと日程が発表されています。試用版が10月20〜22日、正式版が12月8〜10日の予定です。小さな修正版と違い、大きな更新はまれに古い機能拡張(プラグイン)とぶつかることがあります。(参照元:Make WordPress Core

使い手の声を集める窓口が、9月30日まで開いています。9月7日、8月公開の7.1について「使ってみてどうだったか」を投稿できる振り返りの受付が始まりました。開発に参加していない人でも意見を出せます。(参照元:Make WordPress Core

▶ 宮崎真一の視点
月曜の朝、管理画面の左メニューから「ダッシュボード」→「更新」を開いてみてください。「WordPressの新しいバージョンがあります」と出ていなければ、いまは最新の状態です。あわせて制作会社に「本体の小さな更新は、自動で入る設定になっていますか」と一言メールで聞いておくと、9月17日も12月も、こちらから何かする必要がなくなります。

🔌 プラグイン・テーマ情報

WooCommerce 11.1 が公開されました(9月3日)。ネットショップを作るための代表的な機能拡張です。色やサイズごとに商品写真を出し分ける機能が標準に入り、これまで別途入れていた拡張は更新時に自動で止まります。写真は自動で引き継がれる仕組みですが、商品数の多いお店ほど、本番と同じ内容のテスト用サイトで先に確かめてから更新するのが安全です。(参照元:WooCommerce Developer Blog

そのWooCommerceが「PHP 8.1以上」を求める方針を提案しました(9月8日)。PHPとは、WordPressを動かしているサーバー側の土台のソフトのことです。2027年1月ごろから、古い土台(7.4や8.0)では動かなくなる案が出ています。(参照元:WooCommerce Developer Blog

記事の編集画面が、少し押しやすくなります。9月2日公開のGutenberg 23.9で、文章や画像を追加するボタンが、選んでいるブロックのすぐ上の操作バーからも押せるようになりました。この改良は、年内の本体更新に順次入ってきます。(参照元:Make WordPress Core

▶ 宮崎真一の視点
PHPの話はご自身では確認しづらいので、契約中のサーバー会社か制作会社に「うちのサイトのPHPは今いくつですか。8.1以上に上げても問題ありませんか」とメールを1通送ってみてください。土台が古いままだと、ページの表示が遅くなり、Googleが見ている表示速度や使い心地の評価にも響きます。ネットショップをお持ちなら、更新はテスト用サイトで先に試してから本番へ、が原則です。

🔒 セキュリティ情報

Elementor Pro に重大な不具合が見つかり、実際の攻撃も確認されています。ページを見た目で組み立てられる有名な機能拡張で、世界で600万件以上のサイトが使っています。外から不正なファイルを置かれてしまう不具合(CVE-2026-32475)が見つかり、8月19日公開の4.2.2で修正されました。9月2日、セキュリティ企業のWordfenceが、この不具合をねらった攻撃を8月19日から23日までの5日間だけで19万件以上防いだと発表しています。影響を受けるのは4.2.1以前を使っていて、かつ「ファイルを送れる項目のあるお問い合わせフォーム」を公開しているサイトです。(参照元:Wordfence

なお、9月17日の7.1.1は「不具合の修正」であって、緊急のセキュリティ更新ではありません。混同されやすいので補足します。慌てる必要はありませんが、更新自体は当てておくのが安全です。

▶ 宮崎真一の視点
今週中に一つだけやるなら、管理画面の「プラグイン」一覧を開いて、Elementor Pro を使っているかどうかを見てください。使っていて、バージョンが4.2.2より前なら、更新ボタンを押します。判断がつかない場合は、制作会社に「Elementor Proを使っていますか。使っているなら4.2.2以上に上がっていますか」と聞くだけで十分です。使っていなければ、今回は何もしなくて大丈夫です。

宮崎真一からのご提案

「更新していいのか、押して壊れないか」で手が止まってしまう。ご相談のなかで、いちばん多い迷いがこれです。私はWordPressの構築から、Googleアナリティクスを使った解析、そのあとの改善までを一人で通して担当しています。ですので「更新して大丈夫か」も「更新したあと、問い合わせがどう動いたか」も、同じ目で見て、数字でお答えできます。ウェブ解析士として、勘ではなく数字を根拠にお話しするのが私のやり方です。ご相談は30分の無料診断から。平日8:00〜16:00、オンラインで全国どこからでも承ります。売り込みはいたしませんので、現状だけ見てほしい、というご依頼でも構いません。

まとめ

今週は、9月17日の小さな更新と、12月の大きな更新という「予定」が見えた一週間でした。予定が分かっていれば、慌てて何かする必要はありません。まずは、本体の更新が自動で入る設定になっているか。そして、Elementor Pro を使っているかどうか。この2点だけ確認しておけば十分です。最新の動きを追いかけ続けるのは私の仕事です。それを「御社の数字」と「明日やること」に翻訳してお渡しするところまで、伴走します。