今週(2026年9月14日〜9月20日)のWordPressに関する最新情報を、葛飾区の宮崎真一(私)が「実務でどう活かすか」の視点を添えてお届けします。
今週はWordPress本体の修正版が公開され、あわせて利用者の多いプラグイン(サイトに機能を足す部品)にも大きな修正が出ました。自分のサイトが今どの状態かを、月曜の朝に5分で確かめられるところまで書きます。
📢 WordPress公式ニュース
1. WordPress 7.1.1 が公開されました(9月17日)
本体の不具合修正17件、記事の編集画面の修正19件、セキュリティ修正11件を含む更新です。公式は「セキュリティ修正を含むため、すぐに更新することを推奨します」と案内しています。(WordPress.org)
2. 古いバージョンにも同じ修正が届いています
同じ9月17日に、6.9.8 など過去のバージョン向けの修正版も公開されました。「バックポート」=古いバージョンにも同じ修正を適用する作業です。ただし公式は「手厚く守られているのは最新版だけ」とはっきり書いています。(6.9.8の案内)
3. 次の大きな更新は12月の予定
次の大型版は 7.2 で、試験版が10月20〜22日、正式公開が12月8〜10日の予定です。年内にもう一度大きめの更新がある、と見込んでおくと慌てずにすみます。
▶ 宮崎真一の視点
月曜の朝、管理画面の左メニューから「ダッシュボード → 更新」を開いてみてください。「最新版です」と出ていれば本体は7.1.1です。制作会社に任せている方は「うちのWordPressは7.1.1に上がっていますか」と一行メールで聞けば十分。返事が来ないこと自体が、大事な情報になります。
🔌 プラグイン・テーマ情報
1. Yoast SEO 28.5 が公開(9月15日)
SEO対策でよく使われるプラグインの更新です。「SEOデータの最適化」という処理が終わらず堂々めぐりになる不具合の修正が中心でした。(Yoast公式changelog)
2. 1週間で700件が新たに公開、73件が公開停止
公式審査チームの週次報告(9月14日)によると、この1週間で888件の申請があり、700件が承認、239件が却下、73件が公開停止になりました。プラグインは日々増える一方で、止められるものも常にある、ということです。(Make WordPress)
3. テーマも1週間で1,131件が更新
デザインの土台であるテーマも、過去7日で1,131件の更新がありました。更新のお知らせが多いのは異常ではなく平常運転、と捉えて大丈夫です。
▶ 宮崎真一の視点
管理画面の「プラグイン」を開き、「停止中」のまま残っているものを数えてみてください。止めていても、ファイルがサーバーに残っている限りは弱点になり得ます。ウェブ解析士として月次で数字を見ていると、使われていない機能ほど更新から取り残されている光景によく出会います。使う予定がないものは、制作会社に「これは削除して大丈夫ですか」と確認してから消すのが安全です。
🔒 セキュリティ情報
1. イベントカレンダー系プラグインに重大な不具合(9月16日報道)
60万件以上のサイトで使われる The Events Calendar に、危険度の高い不具合が2件見つかりました(CVE-2026-78159、CVE-2026-78006。CVEとは世界共通で使われる不具合の管理番号です)。どちらも「サイトのサーバーで攻撃者が好きなプログラムを動かせてしまう」種類のもので、乗っ取りに直結します。開発元は 6.17.3.1(8月25日)と 6.17.4.1(9月10日)で修正済みです。(SecurityWeek)
2. 条件はイベントページの「コメント欄」が開いていること
2件目は、イベントページのコメント欄が有効で表示されている場合に成立します。コメントは承認される前に処理されるため、「承認しなければ安全」とは言えない構造でした。約24万サイトが対象バージョンを使っていたと報じられています。
3. 本体側の11件にも、ログイン不要のものが含まれます
7.1.1で直った11件のうち1件は、ログインしていない訪問者が細工した文章を送ることで、他の閲覧者のブラウザ上で勝手にプログラムを動かせてしまうものでした。本体を最新にしておく意味は、ここにあります。
▶ 宮崎真一の視点
今週中にひとつだけ確認してください。「プラグイン」一覧に The Events Calendar という名前があるかどうか、です。あれば、バージョンが 6.17.4.1 以降かを見てください。更新で表示が崩れることもあるので、不安なら制作会社に「本番と同じ内容のテスト用サイトで先に試してから更新してください」と伝えるのが確実です。使っていなければ今週の宿題はゼロ。それも立派な確認結果です。
宮崎真一からのご提案
更新の通知は毎週来ますが、「自分のサイトにとってどれが本当に効くのか」までは教えてくれません。私はWordPressの構築から、アクセス解析による現状把握、そこからの改善までを一気通貫でお引き受けしています。「更新していいのか判断がつかない」「そもそも今のサイトが機能しているのか分からない」という段階からで構いません。平日8:00〜16:00、全国どこからでもオンラインで対応しています。売り込みはいたしませんので、30分の無料診断で現状だけ一緒に見てみませんか。
まとめ
今週は本体の修正版7.1.1が公開され、利用者の多いイベントカレンダー系プラグインにも重大な修正が出ました。やることは多くありません。管理画面の「更新」を開く。プラグイン一覧に該当する名前があるかを見る。この2つで今週の確認はほぼ終わります。
私は、こうした最新の動きを「数字」と「実務でやること」に翻訳して、そのあとも一緒に見続ける役割でお手伝いしています。
