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料金が、2つのページで違う金額になっていました

料金が、2つのページで違う金額になっていました|宮崎真一

御社の料金は、どのページでも揃っているでしょうか?

料金を書いたページは、1ページとは限りません。直し忘れると、前の金額がそのまま残ります。

御社のサイトで、金額が出てくるページはいくつあるでしょうか。

料金のページ、サービスごとの説明のページ、お知らせ。

この3つに分かれている会社が珍しくありません。

値上げや割引のたびに、3つとも直す手間がかかります。

読む人は、先に開いたページを基準にします。

私が124社を見て、ページによって数字が違っていたのは何社でしょうか?

18社です。2026年6月19日から9月30日までに見た124社を、1社ずつ数えた結果です。

数え方を書いておきます。

料金や数や呼び名が、ページによって違っていた会社です。

別の会社と比べた違いは数えていません。古い情報が残っていただけの会社も、ここに入れています。

18社の業種は、写真の撮影、眼鏡の専門店、撮影スタジオ、ITの相談、人材の紹介、そして宿です。

このうち13社が宿でした。9月に宿を続けて見た時期があり、宿に偏っています。

ただし宿以外の5社にも、同一の形が出ていました。宿だけの話ではありません。

ページによって数字が違っていた18社に、共通していたのは何でしょうか?

良さを書き切った会社だった、という点です。

選ばれる理由に一番良い評価をつけたのは、18社のうち11社でした。

124社全体では34社です。割合にすると、4社に1社ほどになります。

18社では、3社に2社近くが一番良い評価です。

ところが、予約や問い合わせまで進めるかという評価は、18社のうち14社が一番下でした。

124社全体では56社で、半分ほどです。18社では4社に3社を超えます。

この2つの数字から言えるのは、1点だけです。

食い違いは、書く材料が足りない会社で起きるのではありません。

良さを書き切った会社の、最後の一歩で起きています。

そもそも食い違いは、書く場所が2つ以上ないと起きません。

料金のページ1つで終わっていれば、違いようがないからです。

サービスの説明が増え、お知らせが積み上がって、書く場所が増えた。

そこではじめて、食い違いが生まれました。

食い違いは、どんな形で現れていたのでしょうか?

3つの形です。金額、数、呼び名の3つに分かれました。

①金額が食い違う。

朝食を付けたときの追加額が、あるページで6,600円、別のページで5,500円。差は1,100円です。

治療院なら施術の料金、士業なら顧問料、工務店なら点検の費用が、これにあたります。

終わった案内のページが消されずに残り、古い金額がそのまま読める会社もありました。

②数が食い違う。

創業からの年数が、1つのページの中で35年と30年に分かれていました。写真の撮影をしている会社です。

事業の数は、トップの本文で4つ、カードで5つ、会社案内の本文で3つ。3か所とも違いました。人材の紹介をしている会社です。

部屋数が、3か所で違う数になっていた宿もあります。

③呼び名が食い違う。

トップの見出しは「特長」、会社案内の本文は「特徴」。撮影スタジオの会社です。

著書の出版社の名前が、2か所で違っていました。眼鏡の専門店です。

住所の書き方が、ページごとに細かさの違う形になっていました。ITの相談を受けている会社です。

電話番号が2つ並んでいた会社もあります。使い分けの説明はありません。

御社の数字がページによって違うと、読む人は何を基準にするでしょうか?

先に開いたページです。読む人は、2つ目のページを探しに行きません。

6,600円と書いた画面を見た人は、6,600円で考えます。5,500円を見た人は、5,500円で考えます。

どちらが今の金額かは、御社に聞かないと分かりません。

食い違いが起こすのは、値段の高い安いの話ではありません。

相手が、確かめ直す手間を負うという話です。

その手間は、申し込む前の人に乗ります。

ただし、私は申し込みが減ったかどうかを測っていません。

測ったのは、ページによって違っていたかどうかだけです。

御社のサイトで、数字が出てくるページはいくつあるでしょうか?

2ページ以上あれば、並べて見比べるだけで足ります。書き換えるのは文字だけです。

私は名刺交換をした会社のサイトを、決まった順番で見ています。

料金のページを開き、金額を書き出します。

次にサービスごとの説明を開き、並べて突き合わせます。

最後にお知らせを古い順にたどり、金額の出てくる記事を拾います。

この3つのページを並べると、食い違いはその場で見つかります。

▶ こういう見方を、週に1通お送りしています(無料・いつでも解除できます)
https://shinichi-miyazaki.website/newsletter/?cta=daily1007m

突き合わせる前に、私は取り消した指摘もあります。

2つのURLが別ページに見えたので、中身が重なっていると書きかけました。

開いて読むと、まったく別の案内でした。

電話番号が2つ出ていた会社も、誤りとは書けませんでした。受付用と代表用に分けている可能性があります。

違って見えても、意図して分けている場合があります。

御社は、2つのうちどちらを残すでしょうか?

新しいほうではなく、今お客さんに案内しているほうです。日付の新しさだけで決めると、取り下げた金額が残ります。

私は以前、日英翻訳の仕事をしていました。

そこでは、書き始める前に用語の一覧を作ります。

1つの語に訳を1つ決めて、全部をその訳で通します。

途中で言い換えると、読む人が別の話だと受け取るからです。

この手順が、サイトを見るときの癖になりました。

呼び名を1つに決めて通す作業は、一人で書き足してきたサイトでは後回しになります。

決め方は2つです。

金額なら、今お客さんに案内している金額に揃えます。

呼び名なら、口に出して言いやすいほうに揃えます。

揃えたら、残り全部をその書き方に直します。

直した場所は、1枚の紙に書き留めておきます。

次に値上げをするとき、その紙を開けば3つとも直せます。

まとめ:今日できる小さな一歩

御社の画面で、今日のうちに確かめられる場所が3つあります。

① 料金のページと、サービスごとの説明を並べて、金額は揃っているでしょうか。

② 創業年や営業時間や担当者の人数を、トップと会社案内で見比べて、数は揃っているでしょうか。

③ お知らせを古い順に3件開いて、今と違う金額が出てこないでしょうか。

①で違う金額が出たなら、値上げや割引を一度は済ませてきた会社です。

書き足してきた回数が、そのまま食い違いの数になっているのかもしれません。

②で数が揃っていたなら、更新のたびに全部を見直す癖がついています。

ページが増えるほど、見直す場所も増えます。

③で古い金額が出たなら、お知らせを書き続けてきた会社です。

書いていない会社には、古い金額も残りません。

御社のサイトの食い違いは、書く材料が増えてきた順番の記録です。

どちらを残すかを決められるのは、書いてきた御社だけです。