ルールが読めないと、お客様もお店も困る
この連載では、外国人のお客様に見つけてもらい、来店してもらうための手順を、順番にお伝えしています。メニューの多言語対応の14回目は、トイレ・喫煙・客席ルールの掲示です。
日本語だけの貼り紙は、外国人のお客様には読めません。読めないまま、トイレに紙を流してしまったり、禁煙の席でたばこを取り出したりすることがあります。お客様に悪気はなく、お店も注意する手間がかかります。ルールは、来店したお客様が自分で分かる形で掲示します。
掲示の作り方
トイレ、喫煙、客席の3つについて、それぞれ短い英語とイラストで伝えます。
トイレは、使い方で困りやすい点を一つに絞って書きます。紙の扱い(流す/ゴミ箱に捨てる)、洗浄ボタンの場所、使用中の表示などが代表的です。
喫煙は、「店内は禁煙」と書くだけでなく、喫煙できる場所があれば、その場所も一緒に案内します。
客席は、席の利用時間、荷物の置き場所、注文のタイミングなど、そのお店で実際に聞かれることを書きます。
禁止の言葉だけを並べると、きつい印象になります。「Please」を使い、してほしい行動を添えて書くと、お客様も気持ちよく従えます。ピクトグラムなど、言葉が読めなくても伝わる絵も添えます。
貼る場所と、来店前の見せ方
掲示は、そのルールが必要になる場所に貼ります。トイレのルールはトイレの中、喫煙のルールは入口と席、客席のルールはテーブルの近くです。
来店前のお客様には、Googleビジネスプロフィールの写真で、掲示の様子や店内の雰囲気を見せることができます。ルールが分かっている店だと伝わると、安心して来店を決めてもらえます。
『外国人に検索される 小さなお店の100の方法(仮題)』(技術評論社・2027年4月発売予定)でも、このルール掲示を取り上げる予定です。
次回は、メニューPDFをウェブにも設置する方法を見ていきます。
ブランドマネージャー・ウェブ解析士の宮崎真一

