【WordPress週刊情報】2026年8月10日〜8月16日の最新ニュースまとめ

WordPress週刊ダイジェスト

今週(2026年8月10日〜8月16日)のWordPressに関する最新情報を、葛飾区の宮崎真一(私)が「実務でどう活かすか」の視点を添えてお届けします。

今週は、公式から急ぎの更新が1本出ました。あわせて、ページ作成ツール「Elementor(エレメンター)」に機能を足す拡張プラグイン7本が、公式の配布サイトから一時的に取り下げられています。どちらも、ご自身のサイトに関係があるかどうかを管理画面で確認すれば済む話です。順にご説明します。

📢 WordPress公式ニュース

1. WordPress 7.0.4 が公開されました(8月12日)
セキュリティ修正を含む更新版です。公式は「すぐに更新してください」と案内しています。管理画面の「ダッシュボード → 更新」から実行でき、自動更新が有効なサイトは順に適用されます。

2. 公式のブラウザ拡張機能が登場しました(8月13日)
ChromeやSafariに追加して使う、WordPress公式の小さな道具です。ログイン中に画面上部へ出る黒い帯(管理バー)を隠し、訪問者と同じ見え方でサイトを確認できます。複数サイトの切り替えも楽になります。無料で、利用状況が外部に送られる仕組みもありません。

3. 次の大型版「WordPress 7.1」が8月19日に公開予定です
8月12日に最終テスト版が出て、19日の公開へ向けた仕上げ段階に入りました。当初予定されていた土台部品の大幅入れ替え(React 19という部品の更新)は、古いプラグインとの相性問題が見つかったため今回は見送られています。ただしブロックテーマをお使いの場合、記事の編集画面が独立した枠の中で動く形に変わるため、古いプラグインが編集画面で誤作動する可能性はあります。

▶ 宮崎真一の視点
月曜の朝、管理画面の「ダッシュボード → 更新」を開いて、バージョンが 7.0.4 になっているか見てください。なっていなければ「今すぐ更新」を押すだけです。7.1(19日公開予定)は急いで上げる必要はありません。制作会社にお任せの場合は「7.1が出たら、本番の前にテスト用サイトで確認してもらえますか」と伝えておくと安心です。テスト用サイトとは本番と同じ内容の練習用サイトのことで、ここで先に試してから本番を更新します。

🔌 プラグイン・テーマ情報

1. BdThemes社のプラグイン7本が、公式配布サイトで一時停止中です
Element Pack、Prime Slider、Pixel Gallery、Ultimate Post Kit、Ultimate Store Kit、Live Copy Paste、Smart Admin Assistant の7本です。いずれもElementor向けの拡張プラグインで、8月7〜8日付で公式ディレクトリでの配布が止まりました。調査が終わるまでの措置と説明されています。

2. Elementorは「バージョン4」が標準になっています
Elementorは2026年3月に大きな作り替え(バージョン4/アトミックエディター)を正式版としました。4月以降に新しく作られたサイトは、はじめからバージョン4で動きます。既存のサイトが勝手に切り替わることはありません。SEOプラグインのYoast SEOも、7月にバージョン4への対応を済ませています。

▶ 宮崎真一の視点
管理画面の「プラグイン」を開いて、上の7本の名前が一覧にないか確認してください。あれば、いったん「無効化」したうえで、制作会社か保守担当に「BdThemesの件、うちは影響ありますか」と聞いてください。ついでに、半年以上更新されていないプラグインがないかも見ておくと、次の相談がしやすくなります。

🔒 セキュリティ情報

1. WordPress 7.0.4 で修正された不具合(CVE-2026-65640)
ログイン済みで「投稿者」以上の権限を持つ人が、細工したファイルをアップロードすることで、サーバー上で自由にプログラムを動かせてしまう不具合です。画像やPDFを処理する部品(Imagick・Ghostscript)を使っているサイトが対象で、7.0.4への更新で解消します。

2. BdThemes経由で、勝手に管理者アカウントが作られる事例
先ほどの7本に関わる件です。管理画面に出る案内バナーの読み込み先が汚染され、管理画面を開いた管理者のブラウザを経由して、新しい管理者アカウントが勝手に作られたり、「wp-smart-thumbnails」といったもっともらしい名前の偽プラグインが入れられたりしたことが報告されています。プラグインを更新していなくても起こりうるのが、今回の特徴です。

3. 7月に公表された「wp2shell」の攻撃が続いています
WordPress本体の2つの不具合(CVE-2026-60137/CVE-2026-63030)を組み合わせると、ログインしていない人でもサーバーを乗っ取れてしまうというものです。対象は 6.9.0〜6.9.4 と 7.0.0〜7.0.1 で、7.0.2 と 6.9.5 ですでに修正されています。更新を止めていなければ、今のところ心配はいりません。

▶ 宮崎真一の視点
今週中に、管理画面の「ユーザー」を開いて、心当たりのない管理者アカウントが増えていないか見てください。人数を数えるだけで構いません。もし増えていたら、その場で削除せず、まず制作会社か保守担当に連絡してください(消すと調査の手がかりも消えます)。私はウェブ解析士として普段は数字を見る仕事をしていますが、作って終わりにしない体制でいちばん効くのは、この月1回の目視確認です。

宮崎真一からのご提案

今週のように「更新を1つ当てれば済む」話でも、自分のサイトに関係があるのかどうかが分からなければ、判断のしようがありません。私はWordPressの構築から運用サポート、アクセス解析にもとづく改善までを通して担当し、月に一度ご一緒に数字と管理画面を確認する「かかりつけ」のような関わり方を中心にしています。気になることがあれば https://shinichi-miyazaki.website/ からご相談ください。平日8:00〜16:00、全国どこでもオンラインで対応しています。

まとめ

今週の要点は、公式のセキュリティ更新が1本と、Elementor向けプラグイン7本の一時停止でした。ご自身で確認できるのは「7.0.4になっているか」「7本が入っていないか」「管理者が増えていないか」の3点だけです。次の大型版7.1は19日公開予定ですので、慌てず、テスト用サイトで確かめてから進めれば十分です。

私(宮崎)は、こうした最新動向を「数字」と「実務」に翻訳し、御社が判断できる形にしてお伝えしながら伴走します。

ご相談は30分無料診断から。https://lit.link/eltaller(平日8:00〜16:00・オンライン可)

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