定員30名が満席、AIへの関心の高さがうかがえました
2026年9月19日、新宿区西新宿のさくらインターネット株式会社 東京支社で開かれた「WordPressもくもく勉強会@西新宿 #2」に参加しました。
定員30名が満席になり、それを超える方が集まりました。WordPressがいまも多くの方に使われていること、そしてAIへの関心がそれだけ高まっていることが、人数からうかがえる一日でした。
アドバイザーとして、手が止まった方の相談にも答えていました
この会は自習型です。参加者がそれぞれインストール、テーマ制作、プラグインの実装、記事作成などを自分のペースで進め、困ったときにアドバイザーや同じテーブルの方に相談できる仕組みになっています。
私はアドバイザーも兼ねていたので、登壇のほかに、手が止まってしまった方のお悩みに答えて回っていました。一人で勉強していると、つまずいた場所が「自分だけの問題」に見えてきます。隣に聞ける人がいるだけで、そこが数分で片づくことは珍しくありません。
10分のライトニングトークが、30分を超えました
持ち時間は10分。テーマは「AIに任せる前に、聞くことがある」で、AIを使ったサイト制作の進め方についてお話ししました。
ところが話し終えたあと、質問が次々と出て、結果として30分を超えてしまいました。時間を押してしまったことは反省していますが、それだけ皆さんが「自分の現場でどうするか」を考えながら聞いてくださっていたのだと受け取っています。
話した内容そのものは別の記事にまとめているので、ここでは当日のやりとりのほうを書いておきます。
いちばん多かったのは「案件にどこまで使えるのか」
私のLTは「AIでサイトは作れる」という内容でしたが、質問が集まったのは、その先の実践への応用でした。いちばん多かったのは「案件にどの程度反映できるのか」という問いです。
正直にお答えすると、デザインの部分は、まだまだ人に頼るべきだと思っています。形にするところまでは、AIで本当にできます。ただ「なぜこの順番で見せるのか」「なぜこの色なのか」を決めるところは、いまのところ人の仕事です。そこが残っていないサイトは、公開したあとに数字を見ながら直そうとしたとき、直す方向を決められません。
これは私が自分の制作でそう感じている、という話です。半年後には違う答えになっているかもしれません。
AIは仕事を奪うものではなく、仕事の相棒
この日いちばん持ち帰っていただきたかったのは、ここです。
AIは仕事を奪うものではなく、仕事の相棒としてどう使うかという視点が大切だということ。奪われるかどうかを考えているあいだは、手が動きません。相棒として何を任せ、何を自分に残すかを決めたほうが、仕事は前に進みます。
私の場合、任せているのは実装と調査、残しているのは「何を聞くか」と「どう見せるか」です。この線引きは人によって違っていいはずで、だからこそ、こういう場で他の方の線引きを聞けるのがありがたいのだと思います。
まとめ
満席を超える人数、10分の持ち時間を30分に押してしまった質疑、そしてアドバイザー席でのやりとり。どれも、画面の前で一人で考えていては得られないものでした。
WordPressもくもく勉強会@西新宿は、Tokyo WordPress MeetupのMeetupページで告知されています。参加費は無料で、一人での参加も歓迎されています。手が止まっている方は、一度足を運んでみてください。
よくある質問
形にするところまでは作れます。私も実際にAIを使ってブロックエディターのサイトを組んでいます。ただ「なぜこの順番で見せるか」を決める部分は人の判断が必要で、そこが残っていないサイトは、公開後に数字を見て直す方向を決められません。
私はそう思っています。配色やレイアウトを形にすること自体はAIでできますが、その会社らしさをどう見せるかの判断は、いまのところ人の仕事です。これは2026年9月時点で私が自分の制作で感じていることで、断定ではありません。
一概には下がりません。私の進め方では、1ページ目に設計の手間をかけるぶん、2ページ目以降が速くなります。全体として速くはなりますが、最初の取材と設計にかける時間は減らしていません。
「AIに任せる前に、聞くことがある──手戻りを減らす4枚の設計図」という記事にまとめています。制作で決めるべきことを4枚のMarkdownに分けて持つ進め方を、手順つきで書いています。
