月次ウェビナーを始めました|第1回「問い合わせが来ないサイトの5つの欠落」

月次ウェビナー第1回のアイキャッチ。濃紺の背景に「問い合わせが来ないサイトの5つの欠落」という白とオレンジの見出し、その下に「作り直しは、最後の手段です。」の一文と、1から5までの丸番号(5番だけ塗りつぶし)が並んでいる。

2026年9月2日(水)のお昼に、月次ウェビナーの第1回を開催しました。毎月第1水曜日の12時から30分、サイトを点検するための「物差し」を1つずつお渡ししていく会です。

第1回のテーマは「問い合わせが来ないサイトの5つの欠落」。この記事では、当日お話しした内容と、初回をやってみて分かったことを書いておきます。

月に1度、30分だけの会を始めました

私のところに届く相談で、いちばん多いものがあります。

「ホームページを作ったのに、問い合わせが1件も来ない」

そして多くの方が、こう続けられます。「やっぱり、デザインが古いからでしょうか。作り直した方がいいですか」

結論から申し上げると、作り直しは最後の手段です。問い合わせが来ないサイトには、デザイン以前の共通点があります。私がこれまで見てきた範囲では、その共通点は5つに集約されます。しかもその5つは、どれも作り直さなくても直せる項目ばかりです。

この会を始めたのは、その「作り直す前に見るところ」を、1回にひとつずつお渡ししたかったからです。

30分のうち、私が話すのは13分だけにしました。5分は参加者の方にご自分のスマホでサイトを開いていただく時間、残りはチャットでのやりとりに使います。聞いて終わりにならないよう、その場で手を動かす時間を入れています。

第1回の内容「問い合わせが来ないサイトの5つの欠落」

5つの欠落

  • ① ファーストビューに「誰の何を解決するか」がない
  • ② CTAが「お問い合わせ」ボタンだけ
  • ③ スマホで崩れる/読み込みが遅い
  • ④ 実績・事例・数字が載っていない
  • ⑤ GA4もサーチコンソールも見ていない

並べるだけなら、どこかで聞いたことのある話かもしれません。この会では、それぞれに「合格ライン」を用意しました。自分のサイトが○なのか×なのか、その場で判定できるようにするためです。

それぞれの物差し(合格ライン)

  • ①は「1行」──一番上の一行に《誰に》と《何を》が両方入っているか。片方だけなら×です。
  • ②は「3つ」──置くボタンは3種類。今すぐの人に電話やLINE、検討中の人に無料相談、情報だけほしい人に料金ページや事例ページ。
  • ③は「2.5秒」──PageSpeed Insights(無料)のモバイルで、LCPが2.5秒以内なら良好とされています。遅い原因はほとんど写真です。ピクセル数ではなくファイルサイズで見て、1枚200KB以下を目安にしてください。
  • ④は「3行」──事例は3行で足ります。どんな相談か/何をしたか/どうなったか。そのどこかに固有名詞か数字が1つ入っているか。
  • ⑤は「3つ」──GA4で見るのはまず3つだけ。ユーザー数、エンゲージメント率、キーイベント数(以前「コンバージョン」と呼ばれていたものです)。

いちばん多かったのは⑤「数字を見ていない」でした

当日は、5項目に○×をつけていただいたあと、「×だった番号をチャットに書いてください」とお願いしました。理由も感想も要りません、番号だけで結構です、と。

いちばん多かったのはでした。GA4もサーチコンソールも見ていない、という項目です。

正直に書くと、これは私自身が通ってきた道です。昔、あるお客様から「そういえば問い合わせ、あんまり変わらないんだよね」と言われたことがあります。責められたわけではありません。世間話のついでのような、軽い一言でした。だから、こたえました。私自身、数字を見に行っていなかったからです。

作って、納品して、「きれいですね」と言っていただいて、それで終わりにしていた。ウェブ解析を学び直したのは、あの一言があったからでした。

だからこそ、⑤に×がついた方に申し上げたいのは「まずGA4を開くところから」ということです。全部を理解しなくて大丈夫です。先月いちばん見られたページを、上から3つ書き出す。それだけで、次に直す場所が決まります。

正直に書くと、かなり緊張しました

初回でしたので、正直なところ、かなり緊張しました。

この会は、カメラもマイクもオフのままで参加していただく形にしています。参加者の方にとっては気楽なはずですが、話す側からすると反応がまったく見えません。うなずきも、表情も、相づちもない。自分の声だけが30分続きます。

とくにこたえたのが、ワークの時間でした。「4分取ります。どうぞ」と言ってから、画面を出したまま黙って待つ。この4分が、想像していたよりずっと長い。誰も何も書き込まない時間が続くと、「進め方を間違えたかな」と何度も思いました。

ただ、終わってみて分かったこともあります。少人数だからこそ、チャットでのやりとりは濃くなる。初回は「3人来ればいい」という目標で設計しました。実際、人数が少ないほうが一人ひとりの×に向き合えます。次回も、人数は追いません。

もうひとつ、次に直すところも見えました。沈黙の時間に「あと2分です」と一言入れるだけで、参加者も私も落ち着けたはずです。こういうことは、1回やってみないと分かりませんでした。

×が3つ以上でも、全部はやらなくていい

会の終盤で、いちばん伝えたかったのがここです。5つのうち3つ以上に×がついたら、それはデザインの問題ではなく「設計」の問題です。ただ、だからといって全部を一度にやる必要はありません。順番があるだけです。

いつ時間欠落やることなぜ
今日5分サービス紹介ページの最後にボタンを1つ置くいちばん安く、いちばん早く効く
今週10分よく見られている3ページを調べる直す場所が決まる
今月30分一番上の一行を書き直すいちばん多くの人が見る場所
来月以降③④写真の圧縮と、事例の3行時間とお金がかかる順に

考え方は2つだけです。安いものから。そして、効果を確かめる手段は早めに。

⑤を2番目に置いているのは、そこが好きだからではありません。直した効果が分からないと、3回目が続かないからです。

録画を公開しています

当日の録画です。ご都合がつかなかった方も、こちらでご覧いただけます。

当日お使いいただいた記入式のワークシート(A4・2枚)も公開しています。2枚目に、5項目それぞれの直し方をまとめました。ワークシートをダウンロード(PDF)

次回は10月7日(水)12時から

第2回のテーマは「立場が先 ─ 選ばれる会社が最初に決めたこと」。中川政七商店、スープストックトーキョー、スノーピーク、星野リゾート、無印良品。この5社が、商品よりも先に何を決めていたか、という話をします。

月に1回、続けていきます。毎月第1水曜日のお昼、12時から。今回お渡しした5つの物差しを、これから1年かけて1つずつ掘り下げていく予定です。

参加は無料です。カメラもマイクもオフのままで結構ですし、録画もお送りしますので、当日ご都合がつかない方もお申し込みいただけます。

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よくある質問

月次ウェビナーの参加費はかかるか?

無料です。第1回から第12回まで、参加費はいただきません。売り込みの時間も設けていませんし、30分(実際は27分ほど)で終わります。お申し込み後に、当日使う記入式のワークシートをPDFでお送りします。

カメラやマイクは必要か?

どちらも不要です。カメラもマイクもオフのままご参加いただけます。やりとりはすべてチャットで行いますので、顔も声も出ません。お昼の時間に、食事をしながら聞いていただいて構いません。

途中で退出しても大丈夫か?

問題ありません。毎回、参加者の方には録画をお送りしていますので、聞き逃した部分はあとから見返していただけます。前後3分は、聞き逃しても損しない部分になるよう組んであります。

自分のサイトをまだ持っていなくても参加できるか?

ご参加いただけます。ただ、5分の点検ワークはご自分のサイトを開いていただく時間なので、そこは「これから作るときに何を決めておくか」という視点で聞いていただく形になります。むしろ作る前に知っておいたほうが、あとの手戻りが減ります。

制作を依頼することが前提になるか?

なりません。この会は、ご自分で直せるところをお渡しすることを目的にしています。ご希望の方には30分の無料診断もご用意していますが、そこでも押し売りはしません。ご自分で直したい方は、そのまま持ち帰っていただければと思います。