2026年9月25日(金)の夜、Tokyo WordPress Meetupの「フォトウォーク in 東京タワーで夜景」に参加してきました。都営三田線の御成門駅に集合し、芝公園を抜けて東京タワーへ。カメラやスマホを片手に、1時間半ほどかけて夜の芝公園周辺を撮り歩く会です。
「WordPressの勉強会なのに、なぜ写真?」と思われるかもしれません。実はWordPressには、写真を撮ることで貢献できる仕組みがあります。この記事では当日の様子とあわせて、その仕組みと、撮ってみて分かった「投稿できる写真の条件」、そして小さなお店や事務所のブログでの生かし方をまとめます。
WordPressには「写真で貢献する」方法があります
WordPressは、特定の会社ではなく世界中のボランティアが作っているオープンソースのソフトウェアです。貢献(コントリビューション)の入口はコードを書くことだけではなく、翻訳やサポート、イベント運営など、たくさんあります。翻訳での貢献については、以前こちらの記事でまとめました。
写真も、その入口の一つです。受け皿になっているのが、WordPress.orgのフォトディレクトリ。WordPressのユーザーが撮った写真を投稿し、審査を通ったものが公開されます。公開された写真はすべてCC0(著作権を放棄し、誰でも自由に使える状態)で提供されるので、ブログやプロジェクトで自由に使えます。
Tokyo WordPress Meetupでは、このフォトディレクトリに貢献することを目的に、定期的にフォトウォークを開いています。今回の行き先は東京タワー。案内文の「いつでも行けそうでなかなか行けない」という一言どおり、近くを通ることはあっても、夜にじっくり歩く機会はなかなかない場所です。
当日の流れ:御成門から芝公園、東京タワーへ
当日の予定は、おおむね次のとおりでした。ホストは、Webデザイナーでカメラマンでもある Yuko Toriyama さんです。
- 19:00 都営三田線 御成門駅(A5出口方面の改札)に集合
- 19:15 芝公園
- 20:00 東京タワー
- 20:30 赤羽橋で解散
対象は「WordPressのユーザー、または使ってみたい人」。案内文にも「お手持ちのカメラでも、スマホ片手でもOK」とあるとおり、機材は自由です。撮りながら歩き、立ち止まっては話す。勉強会というより、同じ関心を持つ仲間と夜の散歩をしている感覚に近い会でした。
御成門駅前の公園の並木道で集合写真
御成門駅前の公園には、並木道の先にライトアップされた東京タワーがまっすぐ見える場所があります。ここで集合写真を撮りました。

真下から見上げる東京タワー
タワーに近づくと、赤く照らされた鉄骨が視界いっぱいに広がります。真下から見上げると、鉄骨の組み方や、点々と並ぶ紫の光がよく分かります。遠くから眺める東京タワーとは、まったく別の表情です。


撮ってみて分かった「投稿できる写真」の条件
フォトディレクトリには投稿ガイドライン(英語)があります。主なものを挙げると、次のとおりです。
- 形式はJPEG。一定以上の解像度(縦横2000ピクセル以上が目安)が必要
- 人の顔が写った写真は投稿できない
- 住所や車のナンバープレートなど、個人を特定できる情報を含めない
- 透かし・文字入れ・枠などを付けない。フィルターのかけすぎもNG
- ブランドのロゴや商品が主役の、宣伝的な写真は対象外
- 自分が権利を持っている写真であること(CC0で公開されるため)
自分の写真に当てはめてみると、よい判断の練習になります。
- 集合写真:顔が写っているので、フォトディレクトリには投稿できません(この記事には、参加者の了承を得て掲載しています)
- ふもとの交差点:タクシーのナンバープレートが写り込んでいるため対象外
- 真下から見上げた一枚:人も文字も写っていないので、条件に合いそうです
「いい写真」と「投稿できる写真」は、必ずしも同じではありません。撮る前にガイドラインに一度目を通しておくと、狙う構図が変わってきます。
フォトディレクトリへの投稿手順
- WordPress.orgのアカウントを作る(無料)
- 投稿ページにログインする
- ガイドラインに合う写真(JPEG)を選んで送信する
- ボランティアのモデレーターによる審査を待つ。承認されるとメールで知らせが届く
審査で見送られることもあります。同じシリーズの似た写真は重複として扱われるため、角度違いを何枚も送るより、一番良い一枚を選んで送るのがコツです。
小さなお店・事務所のブログにも使える写真素材
フォトディレクトリは、写真を「提供する側」だけでなく「使う側」にも役立ちます。ブログのアイキャッチや記事中の挿絵にどの写真を使えばいいか、迷っている方は多いのではないでしょうか。
CC0の写真は、クレジット表記なしで、商用のサイトにも使えます。ネットで見つけた画像をそのまま使うと著作権の問題になることがありますが、出どころと利用条件がはっきりした写真を選べば、その心配を減らせます。
ただし、素材写真はあくまで補助です。お店や事務所の「らしさ」が一番伝わるのは、やはりご自身で撮った現場の写真です。雰囲気づくりには素材写真、仕事ぶりや人柄を伝えるには自前の写真、と使い分けるのがおすすめです。
まとめ
WordPressへの貢献というと、コードを書くことを想像しがちです。けれど、スマホ一台で夜の街を歩き、ガイドラインに合う一枚を選んで送ることも、立派な貢献の入口です。
私も運営に関わっているTokyo WordPress Meetupでは、フォトウォークのほかにも、もくもく会などさまざまな会を開いています。写真が好きな方、WordPressの仲間と話してみたい方は、ぜひグループページをのぞいてみてください。
ホストのYuko Toriyamaさん、ご一緒した皆さん、ありがとうございました。
よくある質問
必要ありません。今回の案内文でも「スマホがあればOK」と明記されていました。フォトディレクトリの投稿条件はJPEG形式で一定以上の解像度があることなので、最近のスマホで撮った写真なら満たせることが多いです。
使えます。公開されている写真はすべてCC0で提供されており、クレジット表記も不要です。ただし、特定の建物や商品を広告の主役にする場合などは、写真の権利とは別の配慮が必要になることもあるため、用途に応じて確認しておくと安心です。
顔が写っている写真は投稿できません。住所や車のナンバープレートなど、個人を特定できる情報が写り込んだ写真も同様です。人物を入れたい場合は顔が分からない構図を選ぶ必要がありますが、最終的な判断は審査で行われます。
できます。宮崎真一はブランドマネージャー・ウェブ解析士として、お店や事務所の「らしさ」が伝わる写真の選び方や、素材写真と自前の写真の使い分けについてもご相談をお受けしています。まずは30分の無料相談でお気軽にお声がけください。
