こんな状況に、心当たりはありませんか。
長年積み上げてきた技術がある。品質には自信がある。でも、新規の問い合わせはほぼ紹介やリピートで、ホームページは「一応ある」という状態のまま──。
東京都葛飾区四つ木を拠点にしている老舗の老舗シール印刷会社、有限会社八汐シーリング様も、まさにそうでした。
クライアント様について
有限会社八汐シーリング様は、創業56年の歴史を誇るシール印刷専門企業です。葛飾区四つ木を拠点に、工業用シール・食品用シール・物流用シール・衣料用シールなど、多様なシール製品を製造されています。
2代目である兄弟お二人が営業・製造を担当される家族経営の企業でありながら、「親切・丁寧・品質向上はお客様のため自分のため」という先代からのモットーを守り、零細企業ならではの機動力と柔軟な対応力で、個人から企業まで幅広い顧客のニーズに応えておられます。
八汐シーリング様が抱えていた、経営の課題
2代目の兄弟お二人が、営業と製造を両立させながら会社を動かしている、典型的な職人型の中小企業です。工業用・食品用・化粧品用・バーコード用など11種類以上の専門シールを扱える技術力がある。最短即日対応できる機動力もある。個人から法人まで幅広く対応できる柔軟性もある。
でも、その「強み」は、インターネットで検索してくる見込み客には、まったく届いていませんでした。
課題の本質は、こうです。
「知っている人には信頼されている。でも、まだ知らない人には、存在すら届いていない。」
これは技術の問題ではありません。経営の問題です。いくら品質が高くても、それを知る機会がなければ、顧客は別の会社に発注します。
ホームページは「作るもの」ではなく「働かせるもの」
私たちが八汐シーリング様に提案したのは、「見栄えの良い会社案内サイトを作る」ことではありませんでした。
「お二人が営業・製造で手いっぱいの中、代わりに24時間365日動いてくれる営業担当者を一人立てる」──それがこのプロジェクトの目標です。
そのために、3つの設計をしました。
① 「問い合わせをためらう理由」を先回りして取り除く
「こんなお悩みありませんか?」というセクションで、見込み顧客が抱える6つの典型的な不安(品質・予算・コミュニケーション・信頼性・素材の知識・データ入稿)に、ページを開いた瞬間に答えられる構成にしました。問い合わせをためらう理由のほとんどは「よくわからないから」です。その「わからない」を先回りして解消することで、「この会社に相談してみようか」という気持ちを引き出します。
② 専門商品を「素人でも選べる」情報に整理する
11種類以上の商品ラインナップを、用途・素材・粘着剤の種類まで体系的に解説しました。シール印刷の専門知識がない担当者でも「自分に必要なのはこれだ」と自力で判断できるようにすることで、問い合わせの質も量も変わってきます。
③ SNS連携で「顔の見える会社」にする
初めて問い合わせをする顧客にとって最大の不安は、「どんな会社かわからない」ことです。X(旧Twitter)の投稿をトップページに連携し、工場の稼働状況や製造現場の日常をリアルタイムで発信することで、まだ会ったことのない見込み顧客との距離を縮めました。
この会社にとって、何が変わったか
「作って終わり」のホームページから、「顧客の疑問に24時間答え続けるホームページ」になりました。
- 専門知識のない顧客が、自分に必要なシールを自力で特定できるようになった
- 電話する前に「信頼できる会社かどうか」をサイトで判断できるようになった
- 工場の日常を発信することで、初回問い合わせの心理的ハードルが下がった
- WordPressを採用したことで、お二人が自社でページを更新できるようになり、情報の鮮度を保てるようになった
同じ課題を抱えている経営者の方へ
「技術はある。でもネットからの問い合わせが来ない」──これは、職人技術を持つ中小企業に共通する、非常に典型的な課題です。そしてその多くは、技術力の問題ではなく、「技術をどう伝えるか」の設計の問題です。
八汐シーリング様の事例は、BtoBのシール印刷という、一見ウェブと縁遠い業種でも、正しく設計されたホームページが経営課題を解決できることを示しています。
「まず現在のサイトを見てもらいたい」「どこから手をつければいいか相談したい」──そんなところからでも、お気軽にご連絡ください。

